給湯器のタイプや種類と相場・費用を徹底解説!最適な選び方とは?
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給湯器のタイプや種類と相場・費用を徹底解説!最適な選び方とは?
給湯器の交換や新規導入を検討している方にとって、どのタイプを選ぶべきか、相場や費用がどれくらいかかるのかは悩ましいポイントでしょう。
そこで本記事では、給湯器のタイプごとの特徴や価格相場、設置費用をわかりやすく解説し、最適な給湯器の選び方をご紹介します。費用を抑えつつ、ライフスタイルに合った給湯器を選ぶための、参考にしてください。
給湯器3つのタイプ
給湯器には、設置方法によって次の3つのタイプがあります。
壁掛タイプ(壁掛け設置型)
壁掛タイプ(壁掛け設置型)は、建物の外壁に取り付けるタイプの給湯器です。戸建てやマンションのベランダ・外壁に多く設置できます。
コンパクトなため、狭いスペースにも設置可能です。
据置タイプ(床置き設置型)
据置タイプ(床置き設置型)は、地面に直接設置するタイプの給湯器です。主に戸建て住宅や業務用の施設で使用されます。大型タンク付きの機種が多く、大容量の給湯が可能な点が強みです。
ただ設置に際しては、コンクリート基礎が欠かせません。
隣接タイプ(浴室隣接設置型)
隣接タイプ(浴室隣接設置型)は、浴室のすぐ近く(外壁の裏側など)に設置するタイプの給湯器です。主に寒冷地向けに設計されています。風や雪の影響を受けにくいのが特徴です。
給湯器の主な種類と特徴
給湯器にはさまざまなタイプがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。ここでは、主要な4種類の給湯器について詳しく解説します。
ガス給湯器
ガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを使用してお湯を供給するタイプです。ガスの燃焼によって瞬時にお湯を作る「瞬間式」と、あらかじめお湯をタンクに貯めておく「貯湯式」の2種類があります。
瞬間式と貯湯式の違い
ガス給湯器の瞬間式と貯湯式の違いは、次のとおりです。
タイプ |
特徴 |
瞬間式 |
水を瞬時に加熱し、使いたいときにお湯が出る |
貯湯式 |
あらかじめタンクにお湯を貯めておき、必要に応じて使用する |
メリット
- お湯を使いたいときにすぐに供給される
- 大容量の給湯が可能(特に瞬間式)
- 貯湯式に比べて設置スペースが少なくて済む
デメリット
- ガスを使用するため、ランニングコストがかかる
- 瞬間式は同時使用に制限がある(例:シャワーとキッチンの併用など)
電気給湯器(エコキュート・電気温水器)
電気給湯器は、電気を使ってお湯を供給するタイプで、「エコキュート」と「電気温水器」の2種類があります。
エコキュートと電気温水器の違い
エコキュートと電気温水器には、次のような違いがあります。
タイプ |
特徴 |
エコキュート |
空気の熱を利用して高効率でお湯を作る |
電気温水器 |
電熱ヒーターで水を加熱し、タンクに貯める |
メリット
- エコキュートは省エネ性能が高く、電気代を抑えられる
- 深夜電力を利用することで、ランニングコストを削減可能
- ガスを使用しないため、安全性が高い
デメリット
- 初期費用が比較的高い(特にエコキュート)
- 貯湯式のため、お湯の使用量に制限がある(タンクの容量を超えるとお湯切れする)
- 設置スペースが必要(特に大型タンクのエコキュート)
石油(灯油)給湯器
石油給湯器は、灯油を燃焼させてお湯を供給するタイプです。特に、寒冷地で多く使われています。
メリット
- 低温環境でも安定して動作し、寒冷地に強い
- ガス給湯器よりもランニングコストが安い(灯油価格による)
- 瞬間式で給湯量が豊富
デメリット
- 灯油の補充が必要で、管理の手間がかかる
- 設置には排気設備が必要になる
- 灯油価格の変動によってコストが左右される
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器は、ガスと電気(エコキュート)を組み合わせたタイプで、高効率な給湯が可能です。
ガスと電気の良いとこ取りの給湯器であるハイブリッド給湯器なら、普段はエコキュートの省エネ性能を活用し、お湯が足りない場合はガスを使う、といった使い方が可能です。環境負荷を抑えながら、安定した給湯が実現します。
メリット
- ランニングコストが安く、ガス単体・電気単体よりも効率的
- 環境に優しく、CO₂排出量を抑えられる
- 省エネ性能が高く、光熱費の削減につながる
デメリット
- 本体価格が高く、初期費用がかかる
- 設置スペースが必要(エコキュートのタンク+ガス給湯器)
給湯器の相場と費用の目安
給湯器の相場と費用の目安を、給湯器本体と設置・交換にかかる費用に分けてご紹介します。
給湯器本体の価格相場
給湯器の種類 |
価格相場(本体のみ) |
ガス給湯器 |
8万円~30万円 |
電気給湯器(エコキュート) |
20万円~60万円 |
石油給湯器 |
10万円~35万円 |
ハイブリッド給湯器 |
40万円~70万円 |
設置・交換にかかる費用
費用項目 |
価格相場 |
交換工事費 |
3万円~10万円 |
配管工事 |
5万円~15万円 |
旧給湯器の撤去・処分費用 |
1万円~3万円 |
給湯器本体と設置・交換にかかる費用の合計で、15万円~80万円程度かかると考えておくとよいでしょう。
給湯器の選び方のポイント
給湯器を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識しましょう。
家族の人数・使用量に合わせる
給湯器は家族の人数やお湯の使用量に応じて適切な号数を選ぶことが重要です。
- 1~2人暮らし:16号~20号
- 3~4人家族:20号~24号
- 5人以上:24号以上
設置場所と対応タイプを確認
設置場所により適したタイプが異なります。以下を参考に、適切なタイプを選びましょう。
設置タイプ |
おすすめの家庭 |
壁掛タイプ |
一般的な戸建て マンションで省スペースに設置したい場合 |
据置タイプ |
大容量の給湯が必要な家庭 業務用施設
|
隣接タイプ |
浴室に近く、お湯をすぐに使いたい家庭 寒冷地 |
ランニングコストとエネルギー効率を考える
ガス・電気の料金を比較し、エコジョーズやエコキュートなど省エネ性能の高い機種を選ぶと、光熱費を抑えられます。初期費用はかかっても、ランニングコストを抑えられれば、長期的にはコストダウンが可能です。
給湯器交換・設置の流れ
給湯器の交換・設置の流れは、以下のとおりです。
1.現状の給湯器タイプと設置場所を確認
既存の給湯器の種類(ガス・電気・石油など)や設置場所(屋外・屋内)をチェックし、交換に適した機種を選びます。
2.業者に見積もりを依頼
費用や工事内容を比較するため、複数の業者から見積もりを取りましょう。
3.施工日の調整と工事開始
工事は通常、半日~1日で完了します。ただし冬場などの繁忙期は予約が埋まりやすいため、早めの手配が重要です。
4.動作確認・アフターサポートの確認
設置後は正常に動作するか確認し、保証内容やメンテナンス対応もチェックしましょう。
給湯器選びで失敗しないためのポイント
給湯器を導入する際は、次の点にご注意ください。
安すぎる業者に注意
施工費が極端に安い場合、追加費用が発生するリスクがあります。工事内容をしっかり確認しましょう。
保証・アフターサービスを確認
万が一の故障に備え、最低でも5年保証のある業者を選ぶのがおすすめです。
冬場の故障に備えて早めに交換を検討
給湯器は、最も活躍する寒冷期に故障が発生しやすい傾向があります。調子が悪いと感じたら、早めのメンテナンス・交換を考えましょう。
まとめ|給湯器選びは慎重に!相場・費用を理解して賢く購入しよう
給湯器は長く使う設備だからこそ、信頼できるメーカー・業者を選ぶことが重要です。
施工実績が豊富で、保証やアフターサポートが充実している業者を選び、後悔しない買い替え・設置を行いましょう。
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