エコキュートが故障する本当の原因とは?症状別の対処法と予防ポイントを解説!
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そんなトラブルが起きると、エコキュートの便利さは一転、生活に支障をきたしかねません。
しかしエコキュートの故障には、いくつかの典型的な原因があります。正しい知識があれば、未然に防いだり早めに対処したりも可能です。
そこでこの記事では、エコキュートが故障する主な原因を症状別に詳しく解説。あわせて、故障しにくくするためのポイントや、修理を依頼する際の業者選びのコツもご紹介します。
エコキュート故障の主な原因
エコキュートは、ヒートポンプ技術を使ってお湯を沸かす、高性能な給湯システムです。しかし長く使用する中で、不具合が発生することがあります。
ここでは、よくある故障の原因と、その症状を紹介します。
お湯が出ない
電源が入っていてもお湯が出ない場合、ヒートポンプユニットの故障や、給水系統にトラブルが起きている可能性があります。
またタンクの中にお湯がたまっていない、配管が凍結しているなども、原因の一つです。
お湯の温度が安定しない
設定温度に達しない、急に水になるといった症状が出ている場合、センサーの異常やサーミスタ(温度を感知する部品)の故障が考えられます。経年劣化で部品の精度が落ちていることもあるので、交換修理が必要です。
エラーコードが表示される
エコキュートには自己診断機能があり、異常を検知するとエラーコードを表示します。
取扱説明書に記載されているエラー一覧を確認し、症状に応じて対応しましょう。自分で解決できない場合は、専門業者への連絡をおすすめします。
故障のタイプ別に見る原因と対策
エコキュートの故障は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類できます。それぞれの特徴を理解しておくと、適切な対処が可能です。
1.初期故障:設置直後
エコキュートを新しく設置してから数日〜数週間以内に起こる不具合は、初期故障と呼ばれます。これは主に、施工ミスや製品自体の初期不良によって発生する不具合です。
例えば配線接続の誤り、誤った初期設定、ヒートポンプユニットやタンクの設置角度が不適切だったことによる、排水不良などです。またエコキュート自体の個体差によって、製造時には問題がなかった部品に、不具合が生じるケースも見られます。
こうした初期故障の多くは、メーカー保証や施工業者の工事保証の対象です。不具合に気づいた段階で、速やかに業者に連絡しましょう。
なお症状を放置すると、保証範囲外になる可能性があるためご注意ください。
2.摩耗故障:経年使用
使用開始から5年〜10年以上が経過したエコキュートは、部品の摩耗や劣化によって不具合を起こすリスクが高くなります。これが、摩耗故障です。
長年の運転により、内部の重要パーツが徐々に性能を失い、最終的に動作不良を引き起こすことがあります。
特に故障しやすいのは、ヒートポンプのコンプレッサー、温度を検知するサーミスタ、電装制御を担う基板などです。これらの部品の寿命はおおむね10年が目安とされており、それを過ぎるとトラブルの頻度が一気に増す傾向にあります。
摩耗による不具合は、定期的な点検やメンテナンスによってある程度予防が可能です。異音や温度の不安定さ、運転効率の低下など、初期のサインに早く気づいて対処することが、機器を長持ちさせるカギとなります。
3.偶発故障:突発的トラブル
落雷、浸水、電圧変動など、予期せぬトラブルによって突然故障することがあります。
例えば落雷による電装部品のショート、集中豪雨での浸水、高温や低温による基板の破損、電圧の急激な変動などが原因となり、エコキュートがまったく動かなくなったり、エラーコードが表示されたりします。
これらのトラブルは突然発生するため、事前に予防することが難しいのが特徴です。ただし、火災保険や自然災害対応の機器保証に加入しておくことで、万が一のときの修理費用をカバーできる場合があります。設置後は、こうした保証の有無や内容をしっかりと確認しておくことが大切です。
エコキュートを長持ちさせるポイント
エコキュートは高価な設備だけに、できるだけ長く、そしてトラブルなく使いたいものです。以下のポイントを意識して故障のリスクを減らし、寿命を延ばしましょう。
定期的にメンテナンス
エコキュートを導入したら、1年に1回を目安に、専門業者による点検を受けるのがおすすめです。
特にヒートポンプユニットやタンク内部の洗浄、部品の劣化チェックは、素人では難しい部分。小さな異常の早期発見が、大きな故障を未然に防ぎます。
使用環境に合った製品を選定
寒冷地でエコキュートを使用する場合は、凍結防止機能のあるモデルを選ぶなど、設置場所や使用人数に合った機種選びが重要です。
環境に合わない製品を選ぶと、負荷がかかりやすく、故障のリスクが高まります。導入前に、専門の業者に相談して設備を選定しましょう。
長期間使わないときの対策を徹底
長期間使用しない時は、電源を切る・タンク内の水を抜くなど、説明書に従った休止対応をすることが大切です。特に冬場は、放置すると配管の凍結やタンク内の腐食が進む可能性があります。
入浴剤の種類に注意
エコキュートでは、使用できる入浴剤が限られている場合があります。
成分によっては配管や熱交換器を傷める原因になり、故障のもとになりかねません。必ず取扱説明書で確認するか、対応表を参照してから使用しましょう。
エコキュート故障時の対応
エコキュートが故障した場合、慌てずに状況を整理して、適切に対処することが大切です。ここでは、故障時に取るべきステップを紹介します。
エラーコードを確認
まずは、エコキュートのリモコンに表示されたエラーコードを確認しましょう。
エラーコードは、メーカーごとに異なります。説明書をチェックする、もしくはメーカーの公式サイトに、詳しい意味が掲載されているケースがほとんどです。エラーの内容によっては、ご自身で初期対応できることがあります。
修理か交換かを判断
エコキュートの使用年数や修理費用によって、修理よりも本体の交換を検討した方が経済的な場合もあります。
目安としては、設置から10年以上経過しており、高額な部品交換が必要な場合は、新品への買い替えを視野に入れるとよいでしょう。
信頼できる業者に依頼する
点検や修理を依頼する際は、メーカー認定業者や自社施工で対応している業者を選ぶのがおすすめです。説明が丁寧で見積もりが明瞭、対応が迅速なところを選ぶことで、安心して任せられます。
例えば福岡エリアに特化し、給湯器・エコキュートの取付や交換・修理に対応するEQo-Pitchでは、販売から工事・メンテナンスまで、全て自社施工で対応しております。
中間マージンがかからない分、お客様に価格で還元。また大手にはない迅速で小回りの利くスピード感で、エコキュートの故障に伴うご不便も、迅速に改善可能です。
まとめ
エコキュートの故障には、初期不良・経年劣化・突発的なトラブルなど、さまざまな原因があります。ポイントは、適切な使用と定期的なメンテナンスを欠かさないこと。そして異常を感じたら、早めに専門業者に点検を依頼することです。
エコキュートの専門業者を探す際は、メーカー認定業者や自社施工で対応している業者を選びましょう。
福岡であれば、EQo-Pitchにぜひご相談ください。信頼と安心の対応でエコキュートの故障を改善し、快適な暮らしをサポートします。