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2025.06.08

エコキュートの交換タイミングは?寿命や故障のサイン

エコキュートは、家庭の給湯を支える便利な設備ですが、使用年数が長くなると少しずつ不具合が起きてきます。入浴中に突然お湯が出なくなったり、稼働時に異音がした場合は、交換のサインかもしれません。

本記事では、エコキュートの交換のタイミングを知るために、寿命と故障したときのサインを解説します。

エコキュートの寿命と交換目安

エコキュートの寿命は「10年」が目安です。この一般的な寿命は、エコキュートの使用環境、使用頻度、設置場所やメンテナンスの状態によって異なります。なお、メーカーにより5年以内であれば、無償保証が適用されることもありますので、製造元に確認しましょう。

また、多くのメーカーは、製造から10年をサイクルに新しいモデルを製造販売しているため、古い機種を修理に依頼した場合に、部品の調達が困難になる傾向もあります。

修理期間が長引くとお湯が使えず不便になることもあるので、事前に確認して対応することが必要です。

修理または交換のタイミングは、寿命の目安である「10年」を基準に判断しましょう。

エコキュートの故障のサイン

10年近く使い続けると、エコキュートの内部構造が劣化し始めます。そのため、不具合が生じた場合は早めに対処しましょう。

エコキュートの状態が、いつもと異なる場合は、主に以下のような故障サインが見られます。
● お湯の出なくなる
● お湯の温度が安定しない
● リモコンにエラーコードの表示がでる
● 異音が発生する
● 風呂の湯はりと追い炊きができない

お湯が出なくなる

貯湯タンクが湯切れになっていないのに、お湯がぬるま湯だったり、水のまま出てくる場合は、エコキュートが故障しているサインです。

お湯が出ない原因として考えられるのは、給水ストレーナに汚れが溜まっている場合や、混合水栓に異常がある場合、配管の水漏れ等があります。いずれも、ヒートポンプユニットが正常に稼働していなかったり、お湯の供給経路に不具合があることが原因となっている可能性があります。

お湯の温度が安定しない

エコキュートの温度センサーや、お湯と水を混合する混合水栓に異常が生じた場合に、お湯の温度が安定しないことがあります。お湯が急に熱くなったり冷たくなったりすると、入浴中に火傷したり、ヒートショックなどのリスクもあるため、早めの対処が必要です。

また、寒冷地等では配管が冷えて、エコキュートのお湯の温度が一時的に上がらないこともありますが、大半は、配管が温まれば自然に解消されます。

エコキュートの温度の不安定さの原因は、さまざまですが、自己判断せずに専門業者に相談して解消しましょう。

リモコンにエラーコード表示がでる

エコキュートのリモコンにエラーコードが表示された場合は、まずは、取扱い説明書を確認し、手順にそって対処しましょう。説明書を見て簡単な操作で解消されることもあります。

それでも改善しない場合は、無理せずに専門業者に相談しましょう。

異音が発生する

エコキュートからいつもと違う異音がしている場合は、何かトラブルが起きているサインです。異音の主な原因としては、水漏れ、ファンモーターや加圧ポンプ等の機器の不具合、内部の部品の摩擦や緩み等が考えられます。

異音が頻繁に続いて解消しない場合は、放置すると故障が悪化する恐れがあります。異常を感じたら早めの対応が大切です。

風呂の湯はりと追い炊きができない

浴槽の配管や風呂配管ポンプに異常がある場合に、湯はりや追い炊きができないこともあります。他にも、配管のつまりやポンプの故障、リモコン設定の誤り等が原因となるケースもあります。

汚れの掃除やリモコンの設定を確認しても問題が解消されない場合は、専門的なトラブルが考えられるため、点検を早めに依頼しましょう。

エコキュートを長く使用するポイント

エコキュートは、10年を目安に定期的にメンテナンスを行い、正しく取り扱いましょう。
専門のプロに相談する前に、日常的に自分でできるメンテナンスのポイントを紹介します。

定期的にお手入れする

浴槽フィルターの掃除は、週1回程度、取り外して汚れを洗い流しましょう。

貯湯タンクの排水洗浄は、年に2回を目安に、水を抜いてタンクの底に溜まった汚れを排出します。
浴槽の配管の洗浄は、市販の風呂配管クリーナーを使って定期的に洗浄することで、ぬめりや臭いを防ぐことができます。

汚れやすいエコキュート本体の外装は、水を固くしぼった布を使って掃除をしてください。直接本体を水洗いすることは、漏電や火災の原因となるため注意が必要です。

また、凍結しやすい冬の時期は、配管の状態をこまめにチェックしておきましょう。

設置環境を確認する

エコキュートの設置環境は、風通しが良い場所を確保し、機器の効率が低下するのを防ぎましょう。通気口や排気ファンの周辺に障害物となる物は置かないようにしてください。
屋外ユニットの周囲をこまめに清掃して、動作不良にならないよう気を付けましょう。

また、寒冷地では凍結防止対策を確認し、保温材の劣化やヒーター機能の点検も定期的に行うことが大切です。

適切な入浴剤を使う

エコキュートの取り扱い説明書に記載されている「使用可」の入浴剤を選びましょう。
基本的には、酸、アルカリ、硫黄、塩等を含む入浴剤は、配管を傷めたり、センサーに不具合が起きる原因になります。

不適切な入浴剤を使い続けると、エコキュート全体の寿命を縮めてしまう可能性があるため、注意しましょう。

リモコンの表示やエラーを確認する

毎日のお湯はり後には、リモコンの表示を確認しましょう。エラーコードや温度の異変に早く気付くことで、大きなトラブルを防げます。

もし、エラーが表示された場合は、設定ミスなど自分で対処できるか確認し、同じエラーが繰り返し表示されるようであれば、修理・交換を依頼することをおすすめします。

エコキュートが不具合を見つけたら

エコキュートの不具合や故障のサインを見つけたら、まずは取扱説明書を確認し、自分で解消できる簡単な操作ができるか試してみましょう。解消しない、または判断できない場合は、無理せずにお近くの専門業者に相談することをおすすめします。

また、使用開始から10年が経過している機器は、新しく買い替えることも視野に入れて検討してください。
10年未満でも、頻繁に故障する機器は、早めに交換して安全な状態で使えるようにしましょう。

まとめ

日頃の点検と早めの対応が、エコキュートを長く安全に使うポイントです。気になる症状は放置せず、10年を目安に適切に対処しましょう。異音や温度の変化、エラーコード表示等のサインに気づくことが大切です。

なお、エコキュートの故障にお困りの際は、福岡エリアに特化した住宅設備会社「EQo-Pitch」へご相談ください。

各種メーカーのエコキュートを直接仕入れ、自社の専門スタッフが取り付け・交換・修理まで一貫対応いたします。中間マージンのない高品質でリーズナブルなサービスを提供し、緊急対応にも柔軟に応じます。地域密着型の安心企業です。

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